ウェルネスコラム「手術不能の胃がんにANK免疫細胞療法と抗体医薬品を併用」

ウェルネスコラム

症例報告

手術不能の胃がんにANK免疫細胞療法と抗体医薬品を併用

ANK免疫細胞療法が極めて短期間に著効を示した症例です。

Y.K様は、他院で胃内視鏡検査と病理検査を受け、胃がんと診断されました。しかし、手術不能とのことで、当院に来院されました。面談のうえ、さっそくリンパ球を採取してANK細胞を培養、NK細胞の活性を増強する薬ハーセプチン*投与を併用してANK免疫細胞療法を開始しました。

ANK免疫細胞療法開始から7回の点滴後に内視鏡検査をしたところ、胃壁がきれいになり、明らかな著明改善が認められました。この際、2ヵ所の生体検査を行ない、すべて良性という結果になりました。

短期間に著効を示した理由として、2つのことが考えられます。
1つは、殺細胞剤による化学療法を受けていなかったことです。殺細胞剤は、がん細胞だけでなく正常細胞も殺傷し、とくにNK細胞がダメージを受けます。Y.K様の場合、化学療法を受けていなかったために、増殖・活性化したNK細胞が、化学療法でダメージを受けたNK細胞とは比較にならないほど高い生理活性を得ることができたと考えられます。もう1つは、ハーセプチンのADCC活性です。ADCC活性によってNK細胞のがん殺傷能力が2倍以上に引き出され、増殖の速いがんを効率よく殺すことができるのです。

*ハーセプチン

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