ウェルネスコラム「胃がん治療に先見 手術による胃の全摘出40%から15%に減少―東大病院」

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胃がん治療に先見 手術による胃の全摘出40%から15%に減少―東大病院

胃がんは毎年約4万5千人もの患者が亡くなる、患者数が多いがんとして知られています。そんな中、東京大学医学部附属病院の胃・食道外科は胃がん治療で目覚ましい成果をあげています。


病状にもよりますが、一般的に胃の上部にがんが生じている場合は、胃を全摘する手術が行なわれることが多くありました。しかし最近では症例によって、胃の全摘を避けられるようになりました。


胃がん研究で最先端の治療をしているのが東京大学医学部附属病院です。

5年程前は、胃がん摘出手術の場合、がんの約40%を摘出していましたが、現在は約15%にまで減らすことができました。

消化器内科、腫瘍内科、放射線科などとさまざまな治療法を組み合わせながら、新しい治療法の開発に日々取り組み、目覚ましい成果を挙げています。


同大学医学部付属病院の胃食道外科科長瀬戸泰之教授は「胃をできる限り残すような手術は、2013年から実施しています。胃のどの部分にがんができているのか見いだすことが可能になれば、正常な胃を残すことができます」と語っています。


摘出する部分にもよりますが、胃の摘出後は体にさまざまな症状が現れ、生活に新しい対処が必要になる場合があります。

手術後の患者様ができる限りこれまで通りに生活ができるよう、医療に携わる者は日々研鑽を積んでいるのです。


これまでの胃がんの外科手術は、がんが胃の上部にできると全摘になるのが常識でした。しかし数年前から一部の大学で、部分切除に変更してきたので消化管内科医として、それが患者のQOL(生活の質)向上に欠かせないと歓迎してきました。東大病院ですべての胃がんの手術で胃をできる限り残す手術に改良したことは、医学の進歩が患者QOL向上に役立った素晴らしい結果だと思います。


胃がんに強い 最先端手術の研究、導入で胃の全摘出15%まで減少 東大病院の胃・食道外科

参考URL:http://www.zakzak.co.jp/lif/news/170815/lif1708150004-n1.html

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