コラム「日立とMDアンダーソンがんセンターが共同研究―日立製作所」

コラム

2017年07月05日院長ブログ

日立とMDアンダーソンがんセンターが共同研究―日立製作所

2017年6月7日、日立製作所は、完全子会社である日立ヘルスケアアメリカズとMDアンダーソンがんセンター(アメリカ)が、頭頸部がんの放射線治療の臨床試験についての共同研究に合意したことを発表しました。

この研究は、頭頸部がん患者に対して、X線と陽子線の2種類の放射線を用いた治療を実施し、それぞれの副作用や治療効果などを比較するものです。


日立とMDアンダーソンがんセンターは、15年にわたって、陽子線がん治療システムの開発や陽子線治療などの取り組みのパートナーシップを結んできました。

今回発表された共同研究の成果を活用し、今後は、陽子線治療だけではなく超音波診断装置やMRIシステムといった画像診断装置やITを活用してのサービスなどの、ヘルスケア分野における研究開発を進めることも発表されました。


今回発表された研究は、MDアンダーソンがんセンターの放射線治療学教授であり、陽子線治療センターの医療管理者を務めるSteven J. Frank博士が主導し、MDアンダーソンをはじめとする10の医療機関での実施が予定されています。


放射線を用いたがん治療において、複数の治療法を比較検証することは珍しく、今回の合同研究は先駆的な取り組みとなるといいます。


陽子線は、正常細胞には傷害せず、がんだけに照射する効果的な治療法です。

それに対して放射線は正常細胞も傷害するため、がんが血管や心臓付近にあるときには照射できません。

頭頚部がんは、血管が絡んでいることが多く、放射線より陽子線が有効だと思われます。

今まで両者を比較対照した臨床試験はありませんでしたので、意義はあると思います。


参考URL:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1706/20/news027.html

世界トップクラスのがん専門病院と日立が共同研究、頭頸部がんの放射線治療で

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