ウェルネスコラム「心房性ナトリウム利尿ペプチドの仕組みが明らかに―国立循環器病研究センター」

ウェルネスコラム

理事長ブログ

心房性ナトリウム利尿ペプチドの仕組みが明らかに―国立循環器病研究センター

参考URL:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG29H4I_Z20C17A5000000/

がん転移抑制する仕組み解明 循環器病センター


2017年5月29日までに国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の作用の仕組みを明らかにしました。


心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は、がんの転移を抑制するホルモンで、心臓から分泌され、心不全の薬として活用されているものです。


今回のチームは、がん細胞を移植したマウスを使った実験を行ないました。


がん細胞を移植したマウスについて、遺伝子を解析して肺への転移を調べると、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)を投与したマウスは、炎症を発生させる遺伝子のはたらきがおさえられ、がんの転移が抑制されていることがわかりました。


チームは、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)はもともと体内にある物質のため、安全で身体にやさしく、新薬の開発につながる可能性もあるとコメントしています。


ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)は、降圧利尿効果があるとして体内から発見されたペプチドホルモンの一種です。
がんは腫瘍熱と言って、発熱します。それは炎症を引き起こすからです。
その炎症に対してANPが有効であり転移予防になる可能性があるなら、もともと体内にあるペプチドホルモンですから、安全であり画期的な発見と言えます。

【次のページ】膵がんの早期検査に関連する新たな血液検査...

【前のページ】重粒子線がん治療装置向け機器の小型化に成...

一覧へもどる

がんの相談センター

ご相談・資料請求はこちら