コラム「コニカミノルタが遺伝子がん診断の企業を買収」

コラム

2017年07月12日院長ブログ

コニカミノルタが遺伝子がん診断の企業を買収

参考URL:https://mainichi.jp/articles/20170703/k00/00m/020/026000c

コニカミノルタ 遺伝子がん診断の米企業買収へ 政府支援【毎日新聞】


日本の大手電機機器メーカー・コニカミノルタが、官民ファンドの産業革新機構と共同で、遺伝子のがん診断を手掛ける米企業・アンブリー・ジェネティクスを買収することがわかりました。


コニカミノルタは経営の主軸である複合機の売り上げが芳しくなく、今回のM&Aでは医療分野を強化していくことを目的としています。

アンブリー社は未上場で、がん細胞の遺伝子と、正常の遺伝子を比較して遺伝子変異の過程を明らかにする技術を持っています。収益は数百億円に上るとみられています。

コニカミノルタは、がん細胞が持つ特定のたんぱく質を光らせて、見つけにくいがん細胞を発見する技術を持っており、今回の買収で技術を高め、企業や病院に提供していく考えです。

医療費削減も考えられることから、政府が機構の出資を通して支援します。

買収額は1000億円程度になり、出資の比率はコニカミノルタと政府で6:4になる予定です。


今後の大幅な成長が予測される医療分野は、キヤノンや富士フイルムホールディングズ、ニコンなどの大手企業による企業買収が増えているとのことです。


企業も政府も注力している遺伝子がん診断の分野ですが、今回の買収で診断の精度がますます高められ、患者の最適な治療に役立てられることを期待します。


保険医療制度が破綻しかけているのは、オプジーボなどの分子標的薬が高騰してがんの医療費が年々高額になるからで、がん医療費を削減することは喫緊の課題です。

コニカミノルタが政府と共同で買収するのはがん遺伝子検査会社で、買収により早期発見が可能になることを期待してのことでしょう。

しかし、がんを早期診断したからといってがん医療費が削減される費用は限界があります。

なぜなら、いきなりステージⅣで発見されることは稀ではないからです。

それよりも、画期的ながん治療であるANK免疫細胞療法を早く保険適用にした方がはるかに医療費削減に結び付くと、私は思います。

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