ウェルネスコラム「セルフメディケーション税制がスタート」

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セルフメディケーション税制がスタート

「セルフメディケーション税制」とは

2017年1月から、一部のOTC医薬品(医療用から転用された医薬品)購入に対する新しい税制「セルフメディケーション税制」が始まりました。
これは、きちんと健康診断などを受けている人が、一部の市販薬を購入した際に所得控除を受けられるようにしたものです。自身の体の不調を検診受診など自発的な行動によっていち早く察知し、軽度な不調を早期にケアしていく行動を促進するとともに、生活の質改善を図るための取り組みです。

昨年までの医療費控除制度は、1月から12月までの1年間に支払った医療費の総額が10万円を超えた場合に控除が受けられるというものですが、本制度はOTC医薬品を1年間で1万2,000円を超えて購入した場合、8万8,000円を上限に所得控除を受けられるというものです。対象商品は、CMなどでおなじみのかぜ薬、胃薬や湿布薬も多く含み、2017年3月10日時点で1,622品が該当します。
一覧リンク:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html#HID1 厚生労働省

対象となる人
以下のいずれかを受けている人(勤務先での定期健康診断なども含まれる)。

  • ・特定健康診査(いわゆるメタボ健診)
  • ・予防接種
  • ・定期健康診断(事業主健診)
  • ・健康診査
  • ・がん検診

医療費控除制度に比べ対象が拡大されますが、認知が広まっておらず、レシートを保管していないために利用できないなどのケースも出てくるでしょう。制度の利用が一般的になるまでにはまだまだ時間がかかる見通しです。
また、自身で軽度な症状と判断した場合は全て市販の薬を買いさえすればいいのだと理解されてしまうのではという懸念もあります。早期に動くことは非常に重要ではありますが、安全で適切な判断を専門家に仰ぐことも同様に重要です。

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