ウェルネスコラム「皮下埋め込み型ポートに関する意識調査を実施―キャンサーネットジャパン」

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皮下埋め込み型ポートに関する意識調査を実施―キャンサーネットジャパン

「皮下埋め込み型ポート」は、血管の中に薬剤を注入する機器です。ポートが皮膚の下に埋め込まれ、抗がん剤治療をする際、そこから薬剤が投与されます。

認定NPO法人キャンサーネットジャパンは、乳がん体験者に対して皮下埋め込み型ポートの意識調査を実施しました。意識調査に協力したのは、医療機器メーカーである株式会社メディコンです。

抗がん剤治療では、点滴で薬剤を投与します。しかし、血管が細かったり脆かったりすると、何度も針を刺すことになってしまったり、痛みを感じてしまうことがあるものです。

今回は、そういったがん患者様の医療環境向上のため、調査が実施されました。対象となったのは246名で、キャンサーネットジャパンの乳がん体験者コーディネーター(BEC)養成講座の認定者です。調査の実施機関は2017年10月25日から2017年11月13日。インターネットで調査し、回答数は154人となりました。

結果として、BEC認定者のうちの89%が皮下埋め込み型ポートを知っていました。知ったきっかけとしては、医療者から知った人が24%、がん体験者や家族などから情報を得た人が71%でした。

抗がん剤治療の経験があったのは64%、皮下埋め込み型ポートの経験者は11%でした。うち69%がQOLの向上を実感していました。異物感を覚えたり、邪魔だと感じたり、見た目が気になる、と回答した人とそれらが気にならないと回答した人はおよそ半数ずつとなりました。経験者のうち81%が、再度治療することがあれば皮下埋め込み型ポートを使いたいと回答しています。

回答者のうち52%が「血管が細い」「何度も(医療従事者に)失敗された」などのトラブルを経験しているものの、医師から皮下埋め込み型ポートの説明を受けたことがあると回答した人は12%にとどまっていました。

今後は、皮下埋め込み型ポートの情報を正しく、広く伝えていくことが急務とされています。

【参考】乳がん体験者に対する"皮下埋め込み型ポート"に関する意識調査結果を発表

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