コラム「楽天、光免疫療法のベンチャー企業に出資し、がん治療事業に参入」

コラム

2017年12月04日医療ニュース

楽天、光免疫療法のベンチャー企業に出資し、がん治療事業に参入

楽天株式会社ががん治療事業に参入することを発表しました。三木谷浩史会長兼社長は、アメリカのベンチャー企業であるアスピリアン・セラピューティクス(カリフォルニア州)に2割超を出資し、持ち分法適用会社とする意向を明らかにしました。

アスピリアン・セラピューティクス社は、新たながん治療として注目を集める"光免疫療法"の商業化を進めるベンチャー企業です。この光免疫療法とは、2011年に米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員らのグループが開発した治療法で、がん細胞特有のたんぱく質に付着する抗体とセットになる特定の色素を狙って近赤外線をあて、がん細胞だけを死滅させるものです。この治療法で用いられる"近赤外線"は、人体には害がないとされ、また正常な細胞には影響しないため、副作用も出にくいことが期待されています。

三木谷氏は、アスピリアン・セラピューティクス社の筆頭株主であるだけでなく、取締役会長にも就いています。日本での事業化を目指して既に日本法人を設立しており、商用化に向けて大学などとの共同研究を検討しているほか、100人規模の体制にするとしています。

超高齢社会の日本において、医療分野は成長が期待できます。同社が持つ商品・サービスや会員の健康状態などのデータを活用し、がん治療などの医療サービスを効率的に提供することを目指します。

【参考】楽天、がん治療に参入 「光免疫療法」米VBに出資

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