ウェルネスコラム「膵(すい)がんに有効な新抗がん剤が開発へ―筑波大学」

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膵(すい)がんに有効な新抗がん剤が開発へ―筑波大学

筑波大学は、膵(すい)がん細胞表面に強く表れている糖鎖と、それを特異的に認識するレクチンを発見したと発表しました。

膵がんの5年生存率は、全がんの平均よりも下回っており、部位別5年生存率は7.9%と他のがんと比較しても予後は非常に悪く、「がんの王様」といわれるほど恐ろしいがんです。

また、膵がんは症状がほぼ無いために発見が遅れがちで、手術ができるのは患者の2割から3割に限られてしまいます。

膵がんは、抗体薬が限られており、また今後標的となるタンパク質抗原はほぼ探索し尽くされてしまい、今後大きな発展は望みにくいという状況に陥っていました。

筑波大学医学医療系の下村治講師、小田竜也教授、大河内信弘教授らの研究グループは、血液凝固性を持たない珍しい性質を持つレクチンを発見しました。

このレクチンは膵がんの幹細胞表面に強く表れている糖鎖構造を認識することができます。

レクチン自体は安価のため、高価な治療薬に代わり、安価な治療薬としてレクチンが有力になる可能性が出てきました。

難治性の膵がん治療に対する新しいアプローチに成功したことで、がん患者の大きな助けになることが期待されています。

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