ウェルネスコラム「アジア初 マグネシウム摂取量と虚血性心疾患との関連を調査―国立がん研究センター」

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アジア初 マグネシウム摂取量と虚血性心疾患との関連を調査―国立がん研究センター

国立がん研究センターは、マグネシウムを食事で摂取する機会が多い人は、虚血性心疾患にかかるリスクが低くなるということを突き止めました。


虚血性心疾患は、動脈硬化などが心臓の周りの血管が原因で狭くなり、心筋に血液が行かなくなることで心不全などを引き起こす疾患です。


体に不可欠な栄養素のカリウム、カルシウム、マグネシウムなどを多く摂取すれば循環器疾患にかかりにくくなることは広く知られていましたが、食事からのマグネシウム摂取量と循環器疾患との関連性を調べたアジア圏での報告はなく、関連を明らかにすることが求められていました。


国立がん研究センターは、国立循環器病研究センターと共同で行なっている生活習慣病とがんや心筋梗塞などの病気との関連性を調査する「多目的コホート」研究の中で、1990年と1998年に45~74歳だった約8万5千人の男女に対して追跡調査を行ない、食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患との関連を調べました。


その結果、食事からのマグネシウム摂取量が一番少ないグループに比較して、摂取量が一番多いグループは虚血性心疾患の発症リスクが男性では34%低いという結果になりました。


今回の研究は、食事からのマグネシウム摂取と虚血性心疾患の発症リスクを調べた、アジアで初めての研究成果です。マグネシウム摂取による循環器疾患の予防効果について今後のさらなる研究が期待されます。

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