ウェルネスコラム「注目のCAR-T療法の免疫薬「キムリア」、アメリカで承認」

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注目のCAR-T療法の免疫薬「キムリア」、アメリカで承認

スイスの製薬会社ノバルティスは、開発中の新型がん免疫薬「キムリア」がアメリカの政府認可機関FDAで承認されたと発表しました。

がんの免疫治療は、がん治療の中で今最も注目を集めている分野であり、日本では2014年に初めて免疫治療薬「オプジーボ」が皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)に対して国から認可を受けました。「オプジーボ」は2015年12月には非小細胞がん、2017年3月には頭頸部がんに対して適応が拡大され、2017年9月には胃がんに適応拡大されるとして、話題を集めています。他にもさまざまな免疫薬が研究者たちによって日々開発研究され、認可が待ち望まれています。

そんな中、今回承認された新型のがん免疫薬「キムリア」は、小児・若年者の急性リンパ白血病の患者が対象になります。ヒトの免疫細胞の一種であるT細胞に遺伝子操作を加えて効果を高める、CAR-T療法と呼ばれる治療法の一種です。

FDAは「キムリア」が、がんの効果的な治療薬としてスピード審査を行なっていました。

ノバルティスは日本でも承認を目指しています。また、日本の大手製薬会社・第一三共もノバルティスのライバルである製薬会社カイトと組んでCAR-T療法の治療薬を2019年の承認を目指して開発しています。

ノバルティスは1回あたりの薬価を47万5000ドル(約5200万円)の高値に設定しており、公平性が保たれるか議論を呼びそうです。

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