ウェルネスコラム「次世代がんワクチンの治験開始――東京大学」

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次世代がんワクチンの治験開始――東京大学

東京大学は、同大学医科学研究所付属病院で、理化学研究所が開発した次世代がんワクチン「人工アジュバントベクター細胞(エーベック:AVC)」の医師主導型治験の実施を発表しました。今回対象となるのは再発または治療抵抗性急性骨髄性白血病(AML)の患者です。


成人の急性白血病の約7割の患者がAMLであるといわれています。以前は、AMLは不治の病といわれていましたが、抗がん剤の開発や治療技術の進歩により、治療成績が向上してきていました。しかしながら薬効の経過や効果はいまだ不完全で、新しい治療薬の開発が待ち望まれてきました。


開発されたAVCは、これまで不可能とされてきた自然免疫、獲得免疫、さらには1年以上にわたって持続する記憶免疫の3つを効率的に誘導し、がん細胞に対抗することができるワクチンです。


理化学研究所の藤井眞一郎チームリーダーらは、多機能性の免疫療法を目指して研究を続けてきました。研究の中で、自然免疫リンパ球である NKT 細胞の活性化を契機として自然免疫と獲得免疫の両者を活性化できるワクチンシステム「エーベック:aAVC」コンセプトを完成させ、その実用化の開発を進め、今回の治験実施にこぎつけることができました。


今回の研究の開発成果と治験についての詳細は東京大学医科学研究所と同研究所付属病院HP上にて公開中です。


東京大学医科学研究所

http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/

東京大学医科学研究所付属病院

http://www.h.ims.u-tokyo.ac.jp/rinsho/index.html#gairai_02

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