ウェルネスコラム「採血1回で13種類のがん診断が可能に―国立がん研究センター」

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採血1回で13種類のがん診断が可能に―国立がん研究センター

参考URL: https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170724-OYTET50018/

"血液1滴、がん13種早期発見...3年めど事業化"


東京・国立がん研究センターや東レなどは血液検査で13種類のがんを早期発見する新しいがん検査法を開発しました。2017年8月から臨床研究を始めます。

一度に複数の種類のがんを早期発見できる検査法はこれまでなく、人間ドックなどに導入されれば、がんの早期発見に役立つことが期待されています。


今回発表された検査法では、マイクロRNAという、血液や唾液、尿などの体液に含まれる、遺伝子の働きに関わっているRNAを活用してがん細胞を発見します。マイクロRNAはがん組織が血液中に排出しているエクソソームという小胞の中に含まれており、近年の研究で、がん患者の血液中でその種類や量が変動することが明らかになっています。

マイクロRNA量の変化は、抗がん剤の効果やがんの転移、消失などの変化に関わっているため、がん発見についての非常に有効な指針になります。


検査法の精度は高く、開発の途中でがん患者約4万人の保存血液から全てのがんを95%以上の確率で診断でき、乳がんは97%の高確率を出しました。


今回の研究は、患者への負担が少なく、種類の多いがんを一度に診断できる技術の開発を目的として2014年から国立がん研究センターの研究所と病院、東レなどの各企業と大学が連携し、開発に従事してきました。


国立がん研究センターの研究倫理審査委員会が2017年7月中旬に実施を許可し、3年以内に国に事業化の申請を目指します。


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