コラム「がん関連の遺伝子一括検査、来年度中に保険適用される見込み―厚生労働省」

コラム

2017年07月10日医療ニュース

がん関連の遺伝子一括検査、来年度中に保険適用される見込み―厚生労働省

現在、肺や、膵臓(すいぞう)などのがんには、特定の遺伝子検査で保険が適用されていますが、一括遺伝子検査には保険が適用されず、一部医療機関で患者が全額自己負担する自由診療として行なわれています。

検査費用は40万から100万円程度かかります。


がんは、それぞれの遺伝子によって仕組みが異なるため、効果的な治療薬もそれぞれのがんによって異なっています。一括検査では、次世代シーケンサーと呼ばれる、遺伝子の塩基配列を高速に読みだす装置を使い、100種類を超える遺伝子を一度に調べ、そのがんに合った有効な治療法や治療薬を導き出すことができます。


厚生労働省は2017年度中に、保険が一部適用できる"先進医療"の制度を使い一括検査の実施を進めます。

その有用性を確認した後に、がん患者のゲノムを調べて治療を施している医療機関の中でも要件をクリアした7カ所程度の中核病院で、公的医療保険で一括検査を受けられるようにする方針です。


厚生労働省は今回決定した方針について、「がん患者への不必要な投薬や治療を減らし、適切ながん診療につながる」とコメントしています。

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