ウェルネスコラム「がん患者が子どもを持つためのガイドライン発表―日本癌治療学会」

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がん患者が子どもを持つためのガイドライン発表―日本癌治療学会

日本癌治療学会は、抗がん剤を用いた治療の前に卵子を凍結保存しておくなど、がん患者が治療後に子どもを持つための対策と手順をガイドラインにまとめました。


日本国内では、毎年約2万人が40歳未満でがんと診断されます。

がん治療の過程では、がん患者が自身の精巣や卵巣にダメージを受けて生殖能力を失うことがあり、子どもを持てなくなることがあります。
日本癌治療学会は、そのような事態を避け、がん患者が子どもを持つ可能性を残すために、初めて医師向けのガイドラインをまとめました。


このガイドラインはおよそ180ページにわたり、がん患者とその家族のために、2017年7月下旬に全国の書店で販売される予定です。

内容としては、がん治療によって子どもを持てなくなる危険があることをがん患者に伝えること、患者の生殖機能に及ぼす影響を考えた上で治療すること、患者が求める場合は速やかに生殖医療専門医を紹介するべきであることなどがまとめられています。

加えて、がんが発生した部位ごとに具体的な治療手順を記載しています。


日本癌治療学会の理事を務める青木大輔教授(慶応義塾大学)は、がん治療による生存率が向上する中、治療完了後に子どもを持つことを考慮することが大きな課題となっているとコメントしています。

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