ウェルネスコラム「子宮頸がんのウイルス感染リスク、導入前と同程度に―大阪大学」

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子宮頸がんのウイルス感染リスク、導入前と同程度に―大阪大学

大阪大学の上田豊助教(産婦人科)は2017年6月10日、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染リスクがヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチン導入前と同じ程度に高まるとする予測をまとめました。


ヒトパピローマウイルスの主な感染原因は性交で、女性の多くが一生に一度は感染するとされています。

感染したとしても、その多くは自然治癒し、ウイルスは排除されます。

しかし、まれに感染が続き、やがて子宮頸がんになることがあります。


子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんの主な原因であるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンで、筋肉注射で3回接種します。

ウイルスには複数のタイプがありますが、そのうち悪性度が高い2種類のタイプを予防するワクチンです。


接種後のしびれや痛みなどといった副作用がみられることがあるとして、2013年6月より接種をすすめるはがきを送付するなどの積極的勧奨が控えられているものの、世界保健機関などは、子宮頸がん患者が増加する恐れがあるとして勧奨の再開を求めています。


今回の発表は、積極的な勧奨が控えられてから4年が経過し、接種者が減ったことにより、感染リスクがワクチン導入前と同程度に高まるとしたものです。

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