ウェルネスコラム「治療中のがん患者の生産性をアプリで調査―国立がん研究センター中央病院」

ウェルネスコラム

医療ニュース

治療中のがん患者の生産性をアプリで調査―国立がん研究センター中央病院

2017年5月27日、国立がん研究センター中央病院は、iPhoneアプリを活用し、治療を受けながら働いているがん患者の労働生産性の調査に着手しました。


日本では、年間の罹患者はおよそ100万人で、そのうちの3分の1が就労世代です。治療を受けることによる副反応でパフォーマンスが上がらない、周囲に過度な気遣いをされてしまうといった声がきかれていました。また今までにもがん患者の生産性についての調査は実施されてきたものの、治療中の実態は明らかになっていませんでした。


今回の研究で活用されるアプリは、がん患者が治療中の労働生産性やQOL、副作用を評価し、結果を可視化したり、他の患者と比較したりできる「がんコル(QOL)」というものです。


研究に参加する患者は、提示される項目に日々回答し、自身の状態を把握できます。それに加えて、自身と同じがんにかかっている患者の平均的なパフォーマンスや、自身と同世代の患者の平均的なパフォーマンスを確認することができます。


この研究によって、がん治療とQOLの関連を明らかにし、業務上の配慮のあり方や、副作用の管理の方法など、がん患者の環境を改善する指標を構築することが目指されます。

【次のページ】網羅的がん遺伝子解析がスタート―北海道が...

【前のページ】がんの原因の3分の2はDNA複製過程にお...

一覧へもどる

がんの相談センター

ご相談・資料請求はこちら