ウェルネスコラム「がん遺伝子の増殖を抑制する新たな化合物を開発-九州大学」

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がん遺伝子の増殖を抑制する新たな化合物を開発-九州大学

九州大学などの研究チームは2017年5月2日、アメリカの科学誌「Cell Reports」にて、がん遺伝子「Ras」の働きを抑制する化合物を開発したことを発表しました。


「Ras」は、膵臓がんの90%以上に関連しているとされるがん遺伝子です。

Rasはがん細胞だけでなく正常な細胞にも存在しており、細胞増殖や転移などを行ったり、またストップさせたりと、その行動を切り替える役割を担っています。がん細胞においては、Rasの遺伝子が部分的に傷つけられ、細胞が増殖・転移し続ける状態になっています。


今回発表された新たな化合物には、がん細胞の増殖を抑制する効果あることが確認されました。

マウスの肺にがん細胞を移植し、そのマウスに化合物を注射する実験を行うと、注射したマウスは注射していないマウスと比較し、がんの成長が約5分の1にとどまりました。さらに副作用はみられませんでした。


膵臓がんをはじめとするがんに効果を発揮する新薬の開発が期待されます。

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