ウェルネスコラム「尿の臭いでがんの早期発見 日立とベンチャー企業が実用化へ」

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尿の臭いでがんの早期発見 日立とベンチャー企業が実用化へ

電機メーカーの株式会社日立製作所とベンチャー企業とが、がんについての共同研究を進めることを発表しました。

研究は、がんの早期発見に関するもの。

線虫ががん患者に特有の尿の臭いを嗅ぎ分けることで、がんの早期発見を目指します。


線虫とは、体長1ミリメートルほどの小さく細長い生物です。

植物や動物に寄生するものもあれば、土の中に住むものもいます。


嗅覚が発達している動物というと犬を思い浮かべる方が多いと思いますが、線虫は犬よりも精度の高い嗅覚をもつといわれています。

その嗅覚を生かし、線虫をがんの検査に使うのです。


プレートに垂らした1滴の尿に線虫が寄ってこれば、がんの疑いがあり、反対に線虫が遠ざかっていけば、がんの疑いはないというシンプルな検査です。早期のがんであっても発見できるといわれています。発見が難しい部位のがんであっても見つけてくれ、かつ、精度も9割を超えます。


従来は、何匹の線虫が尿に集まってきたかを目視で数えて判定していましたが、日立製作所が開発した装置を使うと、自動で数えられるそうです。


両社は、臨床試験を続け、2年後の実用化を目指すとのこと。

実用化されれば、がんの早期発見・早期治療に役立つのみならず、がん検査を従来よりも安く手軽に受けられるようになり、がん予防への意識が高まりそうです。

ひいては、医療費の大幅削減にもつながるでしょう。

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