がん治療コラム
外陰がんの検査・ステージ・治療方法について
外陰がんの検査
外陰がんは、肉眼で腫瘍を発見することができるがんです。
場合によっては、組織検査と細胞診が実施されるケースもあります。
外陰がんのステージ
外陰がんのステージは、0期~4期の5つのステージに分類されます。
- 0期:皮膚の表層のみにがんがみられる状態
- 1期:がんが2cm以下でリンパ節に転移しておらず、かつ外陰と会陰部の範囲のみにある状態
- 2期:がんが2cmより大きく、リンパ節に転移しておらず、かつ外陰と会陰部の範囲のみにある状態
- 3期:がんの大きさにかかわらず外陰と会陰部の範囲にあり、膣や尿道下部、肛門に浸潤している、もしくはリンパ節の一部に転移している状態
- 4期:がんが尿道上部などに浸潤している、両側のリンパ節に転移している、遠隔臓器に転移している状態
外陰がんの治療
外陰がんは、どのステージにおいても手術が実施されます。
0期の外陰がんと1期の外陰がんでは、局所的な切除が実施されます。
対して2期以降の外陰がんの場合、より広い範囲が切除され、場合によっては、周辺臓器もあわせて切除されます。
手術とあわせて放射線療法と化学療法が施されることもあります。