ウェルネスコラム「前立腺がんの治療」

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がん治療コラム

前立腺がんの治療

前立腺がんのステージ(病期)

前立腺がんでは、TNM悪性腫瘍分類が主に使われており、以下のように分類されます。

  • ・T:前立腺の中にがんがあるか、それとも前立腺の周囲にまで広がっているか
  • ・N:前立腺付近のリンパ節への転移があるか
  • ・M:遠隔転移があるか

また、ABCDでステージ分類されることもあります。

  • ・病期A:がんが潜在的な状態
  • ・病期B:がんが前立腺の中にとどまっている状態
  • ・病期C:前立腺皮膜を超え、浸潤しているものの、転移はない状態
  • ・病期D:リンパ節や他の臓器にも転移している状態

前立腺がんの標準治療との相性(手術、放射線、抗がん剤)

前立腺がんでは、がんの進行度合いによって外科療法と放射線療法、ホルモン療法が選択されるケースが一般的です。

病期B(がんが前立腺の中にとどまっている状態)ではいずれもが使われますが、病期C(前立腺皮膜を超え、浸潤しているものの、転移はない状態)ではホルモン療法と放射線療法もしくは手術の併用、病期D(リンパ節や他の臓器にも転移している状態)ではホルモン療法のみが実施されることがあります。

前立腺がんと外科療法

外科療法では、前立腺と精のうを摘出し、膀胱と尿道をつなぎます。

方法としては、開腹して摘出する手術と腹控鏡手術があり、腹控鏡手術ではロボットを使用することがあります。

外科療法では根治が期待できますが、患者様の体への負担が大きい点がデメリットだといえます。

前立腺がんと放射線療法

前立腺がんは、放射線療法の効果がでやすいがんだといわれています。

前立腺がんの放射線療法には二種類あり、患者様の体の外側から放射線を照射する外照射療法と、体の内側から照射する組織内照射療法があります。

外照射療法は、転移していないがんに対する療法です。

組織内照射療法は、病期B(がんが前立腺の中にとどまっている状態)で、かつ悪性度の低いがんに対して用いられます。

また手術後に前立腺がんが再発した場合にも、放射線療法が用いられることがあります。

前立腺がんとホルモン療法

前立腺がんの原因となる男性ホルモンの分泌を抑制する薬を投与することで、前立腺がんを縮小させる治療です。

放射線療法と併用し、ホルモン療法でがんを縮小させてから放射線療法を実施する場合もあります。

ホルモン療法は主に、転移する前立腺がんに対して実施されます。

また、転移のない場合では、手術や放射線療法の実施が困難な患者様に対して使われる気ケースが多いです。

放射線療法の前後にホルモン療法が併用されることもあります。

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