がん治療コラム
ポリープとは?ポリープの種類とその特徴について
健康診断でポリープが発見され、がんなのではないかと不安を覚えたことがある方も多いのではないでしょうか。
ポリープとは、臓器の粘膜にできる、細胞の異常増殖による突起物のことです。
ポリープは、発生してすぐに痛みを覚えるものではありません。
成長するにつれ、炎症によって痛みがでたり、ポリープがねじれて違和感につながったりすることで発見されます。
ポリープの種類
ポリープには、大腸や胃などの消化器系の臓器にできるもののほか、声帯などの呼吸器にできるものや、女性特有の部位にできるものなどがあります。
代表的なものとして、消化器系に発生するポリープについて紹介します。
大腸ポリープとは
大腸ポリープは、大腸の粘膜にできるものです。
種類としては、腺腫性ポリープ、過形成性ポリープ、炎症性ポリープの3種類があります。
そのうち、直腸などにできる腺腫性ポリープが80%を占めます。
これは、がんになる可能性が高いといわれています。
ポリープが小さいうちは自覚症状があらわれません。
大きくなってくると、血便がでることがあります。
胃ポリープとは
胃ポリープとは、胃の粘膜に発生するものです。
種類としては、腺腫性ポリープ、過形成性ポリープ、胃底腺ポリープの3種類がみられます。
そのうちがんになりやすいとされるのは、腺腫性ポリープと過形成性ポリープの2つです。
胆のうポリープとは
胆のうポリープは、胆のうの粘膜にできるものです。
胆のうポリープも自覚症状はあらわれませんが、みぞおち付近が痛むことがあります。
がん治療についてご相談窓口を設けております。小さなことでも結構ですのでご相談ください。