コラム「免疫チェックポイント阻害薬「オブジーボ」の働き」

コラム

2017年09月07日がん治療コラム

免疫チェックポイント阻害薬「オブジーボ」の働き

従来、がんの三大療法として、外科療法、化学療法、放射線療法の3つががん治療の中心となってきました。

しかし近年、がんの研究が進む中で、先進医療として「免疫療法」が注目を集めています。

免疫療法で用いられるのが、"免疫チェックポイント阻害剤"です。

免疫チェックポイント阻害剤の一つとして、2014年にニボルマブ(商品名:オプジーボ®)が承認されました。

がん細胞は、もともと人間の体内でつくられます。

がんを発症してない人は、免疫によってがん細胞を排除しているのです。

免疫細胞のうち、「T細胞」が中心となり、がん細胞を発見しだい攻撃します。

一方がん細胞は、T細胞に攻撃されないよう、自身を守るために「PD-L1」という物質をつくります。PD-L1が発する信号によって、T細胞によるがん細胞への攻撃はストップさせられ、T細胞は自身を守ることができるのです。

つまり、PD-L1によってT細胞の働きをストップさせないようにすれば、T細胞はがん細胞を攻撃することができるのです。

そのために役立つのが、免疫チェックポイント阻害薬であるニボルマブ(商品名:オプジーボ®)です。

オプジーボによって、免疫機能が高められ、T細胞ががん細胞を殺傷する能力もまた高められるのです。

オプジーボには、かゆみなどの副作用も報告されています。

その効果だけでなく、副作用についても医師の意見を聞き、治療を受けるようにしましょう。

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