コラム「肝臓がんの抗がん剤治療について」

コラム

2017年11月21日がん治療コラム

肝臓がんの抗がん剤治療について

肝臓の図

肝臓がんは増加傾向にあり、肝臓がんを発症する人は1年間に4万人を超え、死亡者数でも3万人も超えるほどです。

肝臓がんは、自覚症状があらわれたときには既に末期がんになってしまっているケースも多いことで知られます。

また肝臓内での転移や再発も多く、肝切除後3年以内に30%から50%が再発、5年後をみると70%から80%が再発しているのです。

肝臓がんの治療は年々進歩しており、結果として5年生存率も上昇しています。

さらには抗がん剤の分子標的薬ソラフィニブ(ネクサバール)が開発され、これによってさらに生存率が上昇することが予想されています。

肝臓がんの抗がん剤治療(薬物治療)

従来、肝臓がんは抗がん剤が効果を発揮しにくいがんだとされてきました。

そこで考案されたのが、肝臓内の動脈に抗がん剤を直接注入する肝動注化学療法です。

この治療法は、腫瘍に抗がん剤を集中させることができ、副作用が少ないものとされています。

副作用としては、使用する抗がん剤にもよりますが、吐き気や食欲不振、倦怠感、嘔吐、下痢などが想定されます。

ソラフェニブ(ネクサバール)は、2009年に承認された分子標的薬です。
2005年から腎臓がんで使用されてきました。

ソラフェニブは、がん細胞の増殖を抑制し、がん細胞の血管新生を阻害するという効果があります。

まだまだ研究が進む肝臓がんの抗がん剤治療。
さらに研究が進み、生存率が向上することが期待されます。

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