コラム「食道がんの手術について知っておくべきこと」

コラム

2017年11月13日がん治療コラム

食道がんの手術について知っておくべきこと

食道癌の治療には大きく分けて、内視鏡治療、手術、放射線治療 と 化学療法(抗癌剤による治療)と4つの治療法があります。

今回は、食道がんの治療としての手術(外科治療)について解説します。

手術は、食道がん患者の体からがんを切除する方法で、食道がんにおいて一般的な治療法とされています。

食道は腹部にまで及ぶ器官ですので、部位によって癌の進行状況は異なります。

そのため、癌がある部位によって、そしてがんの状態によって手術の方式が選択されます。

食道がんの手術では、癌だけでなく、癌を含む食道を切り取り、それと同時にリンパ節を含む周囲の組織も切除します。

この、周囲の組織を切り取ることをリンパ節郭清(かくせい)と呼びます。

手術で食道を切り取ったら、食べ物の通り道を新たに作る「再建手術」を行います。

これは、胃や腸が用いた、食物の通る新しい通路をつくる手術です。

食道がんの手術と合併症

食道がんの場合、手術の合併症として挙げられるのが、肺炎や、縫合不全、肝臓障害、腎臓障害、心臓障害です。

これら合併症によって、手術後1カ月以内に亡くなる確率は2~3%です。

手術後、食事ができるまでには1~2週間ほどかかるとされています。

流動食から少しずつ慣れていき、少しずつ通常の食事をとるようにします。

このとき、消化のいい食材や調理法を選ぶ、ゆっくりよく噛んで食べる、少量を何度かに分けて食べるなど、工夫をします。

あまり無理をせず、少しずつ通常の食事に戻すようにしてください。

また定期的に検査をし、再発防止に努めるようにします。

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