ウェルネスコラム「食道がんの転移と再発について」

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食道がんの転移と再発について

食道がんの5年生存率は、Ⅰ期では80~90%ですが、Ⅱ期になると急落し、50~60%になります。つまりステージが進み、リンパ節転移があると、予後が悪くなる可能性が大きくなってしまうのです。

食道がんのイメージ図

癌の転移とは、がん細胞が血液やリンパ液によって移動し、別の場所で成長することをいいます。食道がんでは、ほとんどがリンパ節と、肝臓や肺などの臓器、そして骨への転移です。

リンパ節転移を伴う進行がんでは、根治的化学放射線療法が第一選択となります。隣接する臓器へ浸潤が明らかでない場合には、手術を前提として化学療法や化学放射線療法を行うことがあります。

再発とは、治療によってがんがなくなったように見えた後、再びがんがあらわれることです。つまり、治療で消失したように見えたがんが増殖し、症状となってあらわれたり、検査で見つかったりする状態です。

首のリンパ節にがんが再発すると、声がかすれてしまったり、リンパ節がある首が腫れたりします。腹部や胸のリンパ節にがんが再発すると、腰や背中に痛みをおぼえます。肝臓や肺などの臓器への転移は、がんが大きく成長するまで症状はでません。

はっきりとした症状はでないものの、食欲の減退や、体重減少といった症状がみられることがあります。

さらには食道がんが肝臓へ転移し、がんが大きくなると、腹部が張るような感じがし、肺へ転移したがんが大きくなると、胸痛や咳といった症状が出ます。

食道がんは、リンパ節に転移しているかどうかによって予後が異なります。リンパ節に転移していない早期での発見、治療のため、必ず病院で定期的に検査を受けるようにしましょう。

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