コラム「食道がん患者の食事について気をつけること」

コラム

2017年11月06日がん治療コラム

食道がん患者の食事について気をつけること

食道がんにかかると、治療や状態によっては食事がとれない期間が発生することがあります。

手術を受けた場合、手術後1週間ほど経過したタイミングで病院で検査を受け、問題がなければ食事をとることができます。

内視鏡であれば、数日後から食事がとれるケースが多いです。


食事がとれるようになっても、はじめのうちは流動食です。

流動食の次は五分がゆ、全がゆと、段階的に普通の食事に戻します。


とはいえ、1回に摂取できる量は多くありません。

食事1回ごとに量を減らし、食事回数を増やすことで栄養を摂取します。


手術や内視鏡などの治療後は、食べ物がつかえて、喉を通りにくくなることがあります。


また、食道がんの手術を受けた人は食道を切断しているため、胃の一部を伸ばして食道の代わりにする必要があります。そうすると胃の食べ物を消化する部分が狭くなるので、食べ物が十分に消化されずに、血圧が急激に変化する「ダンピング症候群」が起こります。「ダンピング症候群」が起こると、頭痛や目まい等の症状が出ます。


その対策としては、食べ物を小さくする、食物繊維を多く含むものなど、食べにくいものを摂取するときには水分を足すなどの方法があります。


以下の3点を意識して食事すればよいでしょう。

  • ・食べ物を消化しやすくするためによく噛んで食べる。目安は1口30回。
  • ・背筋を伸ばして座り食事をする。
  • ・食後は安静にして、30分間は横にならない。

また、以下の食品は消化しやすく飲み込みやすいのでおすすめです。

  • ・おかゆ
  • ・うどん
  • ・刺身
  • ・オクラ
  • ・ゼリー
  • ・バナナ

上記の食べ方、食べ物を参考に、無理をしてまで食べようとせず、医師に相談しながら、食べやすいものをご自身にあった方法で食べるようにしてください。

刺激の強い食べ物やアルコール・喫煙はNGです。


食事の進み具合については、治療の参考になります。重要な情報になりえますから、医師にその都度報告をするようにしましょう。


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