ウェルネスコラム「免疫療法で注目される免疫チェックポイント阻害剤の基礎知識と働き」

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免疫療法で注目される免疫チェックポイント阻害剤の基礎知識と働き

近年注目を集めている「免疫チェックポイント阻害剤」。

ニボルマブ(商品名:オプジーボ®)という名前を耳にしたことがある方も多いでしょう。

人間の体は免疫によって病原菌や毒素その他の異物から守られています。

免疫システムが発動すると、炎症や発熱が生じます。

インフルエンザにかかったときの高熱を思い浮かべれば、わかりやすいでしょう。

免疫は体を守る仕組みですが、これが頻繁に起こってしまえば、体に支障をきたしてしまいます。

そうならないように、適度に免疫を抑制しているのが「免疫抑制」です。

しかし、がん細胞はこの調整機能を利用し、がん細胞への攻撃をも抑制してしまうのです。

このがん細胞の働きを阻止するのが、免疫チェックポイント阻害剤です。

アメリカでは、2011年3月にイピリムマブ(商品名:ヤーボイ®)がメラノーマの治療薬として承認され、2014年9月にペンブロリズマブ(商品名:キートルーダ®)が、同年2014年12月にはニボルマブ(商品名:オプジーボ®)が承認されました。

日本では、2014年7月にニボルマブがメラノーマの治療薬として承認され、2015年7月にはイピリムマブが承認されました。

当初メラノーマの治療薬として承認されたニボルマブが、2015年12月には非小細胞肺がんにまで適応されます。2016年4月には、さらに適応範囲の追加が申請されました。

免疫チェックポイント阻害剤は、さまざまながんへの働きが期待されています。

その適応範囲を拡大すべく、今日も臨床試験が進められています。

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