ウェルネスコラム「すい臓がんの転移について」

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すい臓がんの転移について

癌腫瘍の図

すい臓(膵臓)がんは、早期発見される可能性が低く、悪性度が高いことで知られます。それだけでなく、転移や浸潤しやすいことも特徴です。

今回は、すい臓がんの転移について解説します。

すい臓がんの転移

すい臓は、体の深い部分に位置する臓器で、自覚症状がほとんどありません。

さらには、血液検査などの精度も決して高くなく、なかなか発見できないのです。

すい臓の周囲にはリンパ管や血管が多く、転移や浸潤しやすいことも知られています。

特に転移しやすいのが、肝臓、腹膜、胃、骨、リンパ節です。

その他、脳や肺などに遠隔転移することも多くあります。

すい臓がんの肝転移

すい臓の周囲には、大きな血管があります。

すい臓から出た血液は最初に肝臓に向かうため、肝臓に血行性転移することが多くあります。

すい臓がんが肝転移すると、かなり進行した段階で腹部の鈍痛や黄疸、倦怠感などの症状がでます。

すい臓がんの胃転移

すい臓の隣にあるのが胃ですから、胃への転移も多くみられます。

胃転移でも、初期症状はほとんどありません。

症状が進むにつれ、貧血や吐血、体重の減少などの症状があらわれます。

すい臓がんの腹膜転移

すい臓からがん細胞が広がると、腹膜に転移することがあります。

すい臓が位置しているのが体の深部であるため、後腹膜に転移し、手術での切除が難しい場合が多いです。

このため、すい臓がんからの転移の場合は、病巣の切除手術は行われず、抗がん剤治療や放射線治療がメインとなります。

以上のように、すい臓がんは発見が難しいだけでなく、転移が多いがんなのです。異常がなくとも定期的な検査を心がけましょう。

すい臓がんの治療法

早期で膵臓がんが発見された場合は、治療法は手術が選択されますが、大抵の場合、膵臓がんステージ3以降で見つかるケースが多いです。

その場合は、治療では抗がん剤を使用した化学療法や放射線療法が選択されます。

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