コラム「膵臓がんの基礎知識」

コラム

2017年11月16日がん治療コラム

膵臓がんの基礎知識

膵臓がんの図

すい臓(膵臓)とは、胃の後ろにある左右に長い臓器で、その長さは20cmほどあります。

右手側にあるふくらんだ部分は膵頭部(頭部)と呼ばれ、十二指腸に取り囲まれています。

左手側にある部分は膵尾部(尾部)という部分で、脾臓(ひぞう)に接しています。

膵臓の中央部は体部といい、細長い管である膵管がすい臓を貫いています。

すい臓の臓器としての役割は、2つです。

一つは、食べ物の消化を助ける膵液の産生で、外分泌機能といわれるものです。

もう一つは、血糖値の調節をするインスリンなどのホルモンの産生で、こちらは内分泌機能と呼ばれています。

すい臓がんとは

すい臓がんのうち9割以上は、膵管の細胞に発生します。

このがんは膵管がんといわれるもので、通常すい臓がんというとこのがんを指します。

1年間で、男性では10万人あたり29.1人、女性では10万人あたり25.5人が、新たに膵癌と診断されます。60歳ごろからすい臓がんになる人が増えていき、高齢になればなるほど多くなります。

すい臓がんの症状

すい臓は、体の深いところに位置しているため、がんになっても早期の発見がされにくいのが特徴です。

特に初期症状はあらわれにくく、進行するにつれて食欲不振や腹痛、腰痛、背部痛、黄疸などの症状がでます。

しかしこれらは、すい臓がんに特有の症状ではありませんから、なかなか気付きにくいのです。

すい臓がんの原因と予防

すい臓がんのリスクになりえるものとしては、糖尿病や慢性膵炎が挙げられています。

その他、遺伝や喫煙、肥満も原因になりえるものとされています。

これらのことから、予防策としては、喫煙や飲酒はほどほどにすること、バランスのよい食事をとること、適度な運動で肥満を防ぐことが挙げられます。

普段から予防に努め、定期的に検査を受けるようにしましょう。

すい臓がんの治療

膵臓がんの基本的な治療は、胃がんや大腸がんなどの他の消化器がんと同じく、がん細胞の外科的切除です。しかしながら、膵臓がんと診断された70〜80%はすでに切除不能膵癌までに進行しているケースが多く、その場合は、症状の改善を目指した手術や処置とともに抗がん剤による化学療法や放射線療法が行われます。

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