コラム「肝臓がんの症状と原因について」

コラム

2017年05月08日がん治療コラム

肝臓がんの症状と原因について

肝臓(癌)がんとは

肝臓がんには、2種類あります。

通常「肝臓がん」と呼ぶ肝細胞がん(肝がん)と肝内胆管がんです。

うち、およそ9割を幹細胞がんが占めています。

さらに、肝臓からできた原発性肝臓がんと、他の臓器から転移してできた転移性肝臓がんがあり、転移性肝臓がんが9割を占めます。肝臓には、小腸や肺などから血液が流れ込む「門脈(もんみゃく)」があるため、転移が起こりやすいのです。

肝臓がんの症状

肝臓がんは、症状が出ないことが多いがんです。症状が出る場合は、食欲不振、微熱が長引く、お腹が張る、貧血などがみられることがあります。早期発見のために用いられるのは、複数の腫瘍マーカーの測定と超音波検査、X線CT検査です。超音波検査のみでは診断が難しい場合、X線CT検査が併用されます。

肝臓がんの原因

原発性肝臓がんの原因は肝炎ウイルスだといわれています。

肝炎ウイルスとは肝炎を引き起こすウイルスで、A型、B型、C型、D型、E型、F型、G型の7つの型がありますが、肝臓がんと関係があるのはB型、C型、E型の3つです。 また、過度の飲酒や喫煙も肝臓がんの原因だと考えられています。

日本人と肝臓がん

肝臓がんの罹患者数は年間4万5000人ほどで、死亡者数は3万人ほどです。罹患者数は横ばいですが、死亡者数は減少傾向にあり生存率は高くなっています。なぜなら、日本の肝臓がん診断技術と治療技術のレベルが非常に高く、肝臓がんの多くが早期のうちに発見されているからです。

肝臓がんは女性よりも男性に起こりやすく、また、50歳~60歳代がボリュームゾーンです。

肝臓がんの生存率

肝臓がんのステージ1の5年生存率は55.9%で、胃がんや大腸がんに比べて予後の悪いがんだといえます。これは肝臓がんが、慢性肝炎や肝硬変といった肝障害の後で発症することと、それだけに手術ができても再発率が高いことが原因だと考えられます。

肝臓がんの治療法

肝臓がんの治療方法は肝機能の障害度に応じて治療法が選択されます。手術ができるのはステージ3までで、肝臓ががんのために機能しなくなっているステージ4になると、手術は難しくなります。

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