コラム「肉類とがんの関係について」

コラム

2017年11月22日がん治療コラム

肉類とがんの関係について

牛肉の図

がんの原因として挙げられる生活習慣。

喫煙や飲酒が原因としてしばしば挙げられますが、それと同様に食事も重要です。

食べ物とがんの関係については研究が進められていますが、がんとの関係が大きいといわれているのが欧米型の食事、特に肉類や乳製品です。

今回は、肉類とがんとの関係についてご紹介します。

ニュージーランドで大腸がんが多い理由

国際がん研究機関(IARC)が加工肉と赤身肉には発がん性があると発表し、大きなニュースになったのは、2015年10月のことです。

がんといってもさまざまありますが、肉類との関連があるとしばしばいわれるがんは大腸がんです。

大腸がんの罹患率が世界一高いとされるのがニュージーランドですが、ニュージーランドでは、赤身肉である牛肉の消費量が世界一多いのです。

ニュージーランドに限らず、肉類の消費量が多い国ほど大腸がんの罹患率が高く、また宗教的な理由で牛肉の消費量が少ない国では大腸がんの罹患率が低いことが判明しています。

肉類と大腸がんの関連

肉類が大腸がんの原因だとされる理由としては、現時点で3つが挙げられます。

まず、ニトロソアミンです。

肉類を多く食べると、発がん性物質のニトロソアミンが産生されやすくなるといわれています。

ニトロソアミンは特に、加工肉を食べたときに産生されるといわれています。

次に、二次胆汁酸です。

肉類を食べると、その消化のために胆汁が分泌されます。

この胆汁から、発がんを促進する二次胆汁酸が作られやすいのです。

最後に、肉類によって腸内バランスが崩れやすいことです。

肉類は腸内で腐敗しやすく、悪玉菌が増加することで腸内バランスが崩れやすくなるとされています。

以上のように、肉類とがんについての研究が進められています。

肉類には栄養素も多く含まれていますので、むやみに避けることはなく、ほどほどにし、バランスのいい食事を心がけましょう。

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