コラム「胃がんの血液検査について」

コラム

2017年07月28日がん治療コラム

胃がんの血液検査について

胃がんの検査では、バリウムや内視鏡検査の他、身体への負担が少ない腫瘍マーカー検査(血液検査)が実施されます。

腫瘍マーカー検査とは、そのがん特有の、がんから分泌された物質が血液中に含まれているかどうかを調べる検査です。

早期がんの場合は、まだ物質の血中濃度が低く、検査で陽性を示さないことがあるなど、腫瘍マーカーを単体で使うことにはデメリットがあります。

そのため、腫瘍マーカーは単体で使うのではなく、他の検査方法と組み合わせたり、がんを発症しているかどうかを検査するのではなく、がんの進行度を検査したり、治療の結果が出ているかどうかを検査したりするために使われるケースが多いです。

腫瘍マーカーを単体で使うことの問題点は以下の通りです。

腫瘍マーカーの偽陰性

胃がんを発症しているのに、胃がんではないと診断されてしまうことがあります。

胃がんと言っても、患者様によってその状態やがんの性質は異なります。

そのため、腫瘍マーカーで測定する物質が少ししか放出されない性質の胃がんだった場合、がんが発見されづらくなります。

腫瘍マーカーの偽陽性

胃がんを発症していないのにもかかわらず、胃がんだと診断されてしまうことがあります。これは、他の検査と組み合わせて判断することで防止されます。

胃がんに使用される代表的な3つの腫瘍マーカーは、CEA、CA19-9、AFPの3つです。

CEA

消化器系のがんでよく用いられます。

基準値は5.0ng/ml以下とされており、それ以上であれば進行がんの可能性が高いです。基準値の2倍以上になると、がん発症の可能性があり、X線検査やCTなどの検査を受けます。

CA19-9

膵臓がんによく使われる腫瘍マーカーです。

基準値は37U/mlと定められています。

基準値の2倍以上ならば、がんの疑いが強まります。

精密検査で発見されなければ、経過観察となります。

AFP

肝臓がんに使われる腫瘍マーカーです。

基準値は10ng/mlです。

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