ウェルネスコラム「標準治療の奴隷になった歌舞伎界の名優」

ウェルネスコラム

書籍連載

医者の罪と罰3 患者無視 治療選択の妨害
標準治療の奴隷になった歌舞伎界の名優

がん拠点病院に阻止されたANK免疫細胞療法

がんをビジネスにしている医者たちが、ANK免疫細胞療法を黙殺したり、患者様を囲い込もうとしたりすることはすでに述べたとおりです。

私のクリニックには、ANK免疫細胞療法を仲間に内緒で受けに来る医者も少なくありませんが、皆さんがご存じの著名人(例えば芸能人やアナウンサーなど)も密(ひそ)かにおいでになります。

医者の罪と罰

医者の罪と罰

2012年に食道がんで亡くなった、ある方についてお話ししましょう。

人気役者だったその方は闘病についてもいろいろいわれました。 しかし、その噂(うわさ)や報道には真実でない部分があります。 それも、ここで明らかにしたいと思います(仮にAさんとします)。

Aさんが最後に入院したのは、私の母校でした。 当時の主治医が私の後輩だったので、直接、その経緯を聞いたことがあります。

それによると、Aさんは、6月の初めに食道がんと診断された時点で、骨盤播種(はしゅ)(骨盤への転移)があったそうです。 すでに進行がんだったわけです。

すぐに手術しなかったのは手術ができなかったからです。 あらかじめ抗がん剤で骨盤播種を叩いてから、手術に持ち込む予定で抗がん剤を大量投与しました。

どこにできたがんでも、転移が見つかった状態のままでは手術の対象になりません。 手術後に激増する〝傷の回復を促す増殖信号〟によって、転移巣が暴れ出して手に負えなくなるからです。 これは、がん治療に携わる者なら誰でも知っている常識です。

7月に行なわれた手術も12時間と、食道がんにしては長時間かかりました。 これは、骨盤のほうに転移したがんも切除しようとしたためでしょう。 結局、病変を取りきれずに終わったので、術後さらに抗がん剤投与を続けたのです。

Aさんが、手術の後遺障害のために誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を起こしたという報道がありました。

しかし、その情報は事実と違っています。 実際には、抗がん剤の副作用による間質性肺炎だったのです。

間質性肺炎というのは、肺の組織がダメになって、ガス交換ができなくなる病気です。 ステロイド剤を投与するしか治療法はありませんが、ステロイドを投与すると免疫抑制となり、がんがよけいに暴れるので投与できませんでした。

そのままでは生きていくことができません。

そこでAさんは、生体肺移植をするまで命を持たせるために、人工肺(エクモ)を求めて私の母校に転院してきたのです。 ところが、残念なことに、手術を受ける前に脳出血を起こして亡くなりました。 これが真実です。

実はAさんの周囲も、手術前にANK免疫細胞療法を検討していました。

食道がんと報道されてから間もなく、彼が手術を受ける前に、ご家族から打診があったのです。

しかし、入院中のがん拠点病院が猛反対したためにANK免疫細胞療法を受ける機会を逸し、標準治療を受け続けて亡くなってしまいました。

私は歌舞伎が大好きなので、この名優がANK免疫細胞療法を受けていたら歌舞伎界ももっと発展しているだろうと思うと、悔やまれてなりません。

20世紀の治療法である抗がん剤に依存する標準治療を、やみくもに患者様に強制しているがん拠点病院の罪は、誠に大きいといわざるをえません。

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