ウェルネスコラム「患者には自分で治療法を選ぶ権利がある」

ウェルネスコラム

書籍連載

【第4章】最新の治療法への強い探究心こそが、がんを克服するカギ
患者には自分で治療法を選ぶ権利がある

患者には自分で治療法を選ぶ権利がある

民主主義社会で、平等と自由のバランスは常に大きな課題です。どちらも尊重されるべきであり、どちらが行き過ぎても何かしら問題が生じます。例えば、誰もが同じ人権を持つ国民には、最低限の生活を営む権利と、最大限の幸福を追求する権利がともにありますが、これはそれぞれ、人の平等と自由を意味しています。

保険診療+先端医療  完治をめざす「がん治療設計」

保険診療+先端医療
完治をめざす「がん治療設計」

医療も同じで、平等に一定水準の医療を受ける権利と、自由に高度な医療を受ける権利があるのです。現在併存している保険診療と自由診療は、「平等な医療」と「自由な医療」という、どちらも大切な理念に基づいたしくみだと言えます。

そう考えれば、限られた予算の中で、先端医療が保険適用にならない事情も理解できるのではないでしょうか。

自由診療はお金持ちのための医療だと言いたいのではありません。国の予算ですべての医療をカバーすることはそもそも不可能であり、カバーできない先端医療を提供するには、自由診療しかないということです。その自由診療という枠組みを、「国に承認されていない」などと称することから誤解を招き、話がややこしくなります。

国民には、平等に保険診療を受ける権利があり、同時に、公的な医療保険の及ばない自由診療も受ける権利もある――それが正確な理解です。

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