ウェルネスコラム「デジタル診断の嘘」

ウェルネスコラム

書籍連載

【第4章】健康診断・人間ドックの嘘
デジタル診断の嘘

数値だけでは診断を誤ることがある

最近の若い医者はデジタル診断に頼りすぎる傾向があります。しかも、診察するときに患者様の顔や表情さえ見ません。ずっとパソコン画面だけを見て診断を下します。

たとえば、消化器内科の場合、腹部を手で触って診察するのが基本です。それを実践する医者は少なくなりました。そればかりか、大病院になると、検査自体も自分で行いません。検査部門にオーダーを出して、その結果だけを見て診断するのです。

医者の嘘 医者は自分の都合でウソをつく

医者の嘘
医者は自分の都合でウソをつく

人間がデジタルな生き物であれば、それでも十分かもしれません。しかし、人間はアナログです。デジタル機器のように1か0だけでは、体内の微妙な変化など捉えきれるものではありません。

昔の名医は、患者様の顔を見ただけでどこが悪いか診断したといいます。

循環器内科の医者で「100万ドルの耳を持つ」といわれる名医がいました。聴診器ひとつで心臓病をすべて診断するのです。

そこまでできなくても、私は未病を発見し、治すことが医者の使命だと考えています。未病とは、病気が進行していない状態で、早期の病変のことをいいます。

がんでも、早期発見すれば助かる確率は95%以上になります。発見が遅いと、進行がんとなり、生存率は良くても80%、悪いと5%以下になります。

そうなれば、本人が亡くなるだけでなく、莫大な治療費がかかります。がんに限らず、他の病気でも同様です。未病のうちに治せば、医療費もかからず、本人は幸福な人生を送ることができます。

これこそ医療費の削減につながる、理想的な方法です。

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