ウェルネスコラム「大病院信仰の嘘」

ウェルネスコラム

書籍連載

【第7章】日本医療の嘘
大病院信仰の嘘

大病院には腕の悪い医者があふれている

みなさんは、命を脅かすような病気に罹ったときどうしますか? 大病院で治療を受けますか? 町の開業医の治療を受けますか? 多くの人が「大病院のほうが安心だ」と考えるのではないでしょうか?

医者の嘘 医者は自分の都合でウソをつく

医者の嘘
医者は自分の都合でウソをつく

確かに大病院には最新の設備も揃っていますし、スタッフもたくさんいます。しかし、大病院の医者が開業医よりもレベルが高いかといえば、はなはだ疑問です。

現代の開業医は、レストランにたとえると専門店に相当します。専門店には、その店でしか食べられないものがあります。行列しても、予約が何カ月先でも、どうしても行きたくなるものです。

一方で大病院は、メニューが豊富で何でも食べられるレストランです。しかし、他では食べられないメニューは何ひとつありません。

高い専門性を有する開業医にも、専門店のレストランと同じことがいえます。逆に考えれば、大病院の勤務医をしている医者は自分で開業できるほどの腕がないから、勤務医をしているともいえます。

私は、内視鏡の専門医として年間3000件の内視鏡検査や手術を行っています。大病院の医師は、どれだけの内視鏡検査を行っているかご存知ですか? 毎日行っているわけではなく、1年間に数百件行えば多いほうでしょう。

内視鏡の専門医として開業している医者は、私を含めてその10倍近くの内視鏡検査や手術を行っているのです。これだけ経験値が違うのですから、技術に差が出るのは当たり前です。

病院という器の大きさでなく、どれだけ経験数が多いかが診療レベルを測る根拠となるのです。これは、内視鏡だけでなく他の医療でも同様です。

開業で失敗した医者が大病院の勤務医になる

開業医の場合、クリニックを開業しても患者様に認められなければ、廃業に追い込まれます。いまは10人開業すれば、9人は廃業に追い込まれるといってもいい状況です。それほど開業医は厳しいのです。

廃業に追い込まれた医者はどこに行くかといえば、大病院の勤務医に戻ります。これが実情です。

もちろん、大病院にも腕のいい医者はいます。開業するには、医者としての腕だけでなく、経営のセンスも必要になってきます。腕が良くても経営のセンスはない医者もいます。そういう医者は大病院でこそ力を発揮できるでしょう。

ですから、大病院が良くないわけではありませんが、「大病院のほうが安心」と単純に考えるのは、間違っていることを知ってください。

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