ウェルネスコラム「プラセンタの嘘」

ウェルネスコラム

書籍連載

【第5章】健康常識の嘘
プラセンタの嘘

輸入のプラセンタは不良品

プラセンタは女性の間で人気です。プラセンタとは胎盤のことです。

胎盤は目に見えないほどの大きさの受精卵をわずか10カ月で3000グラム程度の赤ちゃんにまで育て上げます。驚くべき働きを持つ臓器です。

医者の嘘 医者は自分の都合でウソをつく

医者の嘘
医者は自分の都合でウソをつく

その働きは古くから注目され、胎盤はギリシャ・ヒポクラテスや、エジプト・クレオパトラの時代から使用されてきました。

当時から体力回復や強壮、強精、強肝に効果のある不老長寿の薬として服用されています。

しかし、いま巷(ちまた)に出回っているプラセンタは、いずれも不良品ばかりです。業者は「輸入品が優れている」といいますが、輸入品の中には、完熟していない胎盤、すなわち出産前の子宮を丸ごと胎盤と称している悪質なものがあるのです。

もちろん、その胎盤には胎児も子宮も含まれています。こんな胎盤は、日本ではあり得ません。消費者は、何が本当に優れているのか判断できずに騙されているのです。現段階では国産の胎盤を利用したもののほうが安心であるといわざるを得ません。

悪徳業者の中には、馬のプラセンタは豚よりアミノ酸が多いと、日本食品分析センターの成績を見せるケースがあります。そこには大きなトリックがあります。馬のプラセンタは原末(バルク。原料の粉末)で、豚のプラセンタは希釈した液体なのです。両者を比較すれば、原末である馬のプラセンタのアミノ酸が数十倍になるのは当然です。

日本食品分析センターは依頼された検体を分析するのが仕事なので、利用されているだけです。哺乳動物の胎盤のアミノ酸量や組成は、基本的に同等です。サラブレッドの胎盤だからといって、優れているという根拠はありません。

さらに悪徳業者は、何万ミリグラムが含有されているといいますが、これも嘘です。私の臨床試験によれば、高品質プラセンタでは40ミリグラムで十分臨床効果が認められます。

プラセンタを濃縮して原末にする過程の途中で止めると、たとえば50ミリリットルの液体は、5万ミリグラムに相当します。業者はそれを5万ミリグラムのプラセンタと称しているのです。

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