ウェルネスコラム「「軟骨は再生しない」の嘘」

ウェルネスコラム

書籍連載

【第3章】生活習慣病・老人病の嘘
「軟骨は再生しない」の嘘

膝の痛みは治る

歳を取ると膝の痛みを訴える人が増えます。これは膝の軟骨がすり減ってしまったのが原因で、すり減った軟骨は元に戻らないといわれます。軟骨の成分は、たんぱく質と糖が結合してできたものです。これをプロテオグリカンといいます。プロテオグリカンには、ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンの3つがあります。

医者の嘘 医者は自分の都合でウソをつく

医者の嘘
医者は自分の都合でウソをつく

これらの名前はみなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。膝に効くサプリメントの成分として盛んにテレビCMでもアピールされています。

これらは確かに軟骨の成分ですが、もっと大事なものがあります。これらの成分を外側で覆っている膜です。それはコラーゲンです。弁当箱にたとえると、中に入っているご飯やおかずがヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンで、弁当箱に相当するのがコラーゲンです。ご飯やおかずがあっても弁当箱がなければ、バラバラになってしまいます。

コラーゲンがフレームになり軟骨が定着する

ですから、どちらが大事かといえば、弁当箱のほうが大事で、弁当箱がしっかりしていないと、ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンをいくら補っても意味がありません。一生懸命サプリメントを飲んでも膝の痛みは良くならないのです。

では、どうすればいいのか。高品質コラーゲンを飲めばいいのです。コラーゲンが十分にあれば、ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンも必要な場所にとどまり、膝の痛みが取れるはずです。快適に歩けるようになります。

軟骨がすり減ってしまった患者様のレントゲンを撮影すると、膝の骨のつなぎ目に隙間がありません。しかし、コラーゲンをしばらく飲んでからもう一度レントゲンを撮影すると、膝の骨のつなぎ目に隙間ができているのが確認できます。

明らかに軟骨が再生しているのです。それはコラーゲンによってフレームがしっかりして、軟骨がそこに定着したためです。そうなれば、骨と骨が擦(こす)りあうことはなくなり、快適に歩けます。これは明らかに軟骨再生です。

勉強不足の医者に騙されてはいけない

私は2013年3月に『血管が若がえれば健康寿命はのびる』(幻冬舎メディアコンサルティング)を出版しました。その本を読んだ母校の先輩が動脈硬化が気になる、と私のクリニックにやってきました。彼は都内で整形外科の開業医をしています。

そのとき、私の研究成果である、軟骨が再生したレントゲン写真を見せました。しかし、彼は信用しません。撮影の角度で、そう見えるだけだと断言するのです。

そのレントゲン写真は58歳の女性のもので、親戚の紹介で霞ヶ浦から私のクリニックに最初に来たときには、杖をついてようやく辿りつくという状態でした。地元の整形外科で「人工関節しかない」といわれたそうですが、それが納得できずに私のもとを訪れたのです。

その患者様にはコラーゲンを飲むことを勧めました。すると、3カ月後には、杖もつかずにすたすたと歩いて来院できるほどになりました。先ほどのレントゲンはそのときに撮影したものなのです。それを母校の先輩に説明しても信じません。昔の常識にとらわれてしまっているのです。

こんな例もあります。先天的に股関節に障害がある患者様で、加齢とともに痛みがひどくなり、私のクリニックを受診しました。50代の女性です。この患者様も整形外科で人工関節しかないといわれました。しかし、コラーゲンを飲んで、人工関節を免れました。医学は、日進月歩です。私の先輩のように昔の常識にとらわれている医者は少なくありません。そんな医者に騙されないよう、みなさんも正しい健康知識を身に付けてください。

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