ウェルネスコラム「高品質のコラーゲン&プラセンタで、がんを防ぐ」

ウェルネスコラム

書籍連載

【第4章】免疫力を向上させて、がんにならない体をつくる
高品質のコラーゲン&プラセンタで、がんを防ぐ

どんなコラーゲン&プラセンタでも有効とは限らない

コラーゲンとプラセンタは、私の臨床経験上、がんの予防に有用です。

一生がんにならない体をつくる

一生がんにならない体をつくる

ただし、その効果を十分に得るためには、「良質のものを選ぶこと」が必要だと思います。というのは、残念ながら、サプリメント業界の現状としては、利益至上主義としか思えない業者が非常に多いからです。

私があえてそう言うのは、自分がメディカルサプリメントとしてコラーゲンとプラセンタを研究開発してきた過程で実感したからです。少なくとも、コラーゲンとプラセンタに関しては、品質の見極めが必要です。

手前味噌を承知で言いますが、私は医師として注目した素材の効能が、しっかり発揮されるサプリメントの開発を目指しました。「機能性成分が入っている」というだけの気休めでは、メディカルサプリメントとして開発する意味がありません。

そうすると、一定のコストがかかります。それに対して、一般に大量販売されているサプリメントは明らかに品質が低劣です。

サプリメントを世の中に供給している業者は、名の通った大手をはじめ数え切れないほどあります。しかし、彼らが品質へのこだわりをもっているなら、私のように良質の原料を選んでいるはずです。

そうすると、普通に市販されているような価格で、本当に効果・効能のあるサプリメントはできません。そこに違いがある以上、「市販のコラーゲンやプラセンタを飲んでも、私が確認しているような効果が得られます」とは保証できません。

「毒にも薬にもならない」サプリメントがはびこっている

その昔、廉価で低品質の工業製品のことを「安かろう悪かろう」と言いました。わが国が発展途上の工業国だった当時は、国産品を指してそう言ったのです。

しかし、機械製品に関しては、今やメード・イン・ジャパンは高品質の保証書のようなものとなり、国産品に「安かろうよかろう」はあっても、粗悪品に近いような商品は皆無です。しかし、サプリメントに限っては、現在に至るも相変わらず「安かろう悪かろう」だったのです。

現在の制度下では、サプリメントは効果・効能をうたってはいけないことになっています。「こういう効果がある」と言ってはいけないのですから、有用性の根拠を示す必要もありません。サプリメント業界は、逆にそこを利用しているのです。

有名タレントやキャラクターを使った広告で、よさそうだと思ってもらえればよい。それが一般的なイメージ戦略です。最近、非常によく見るパターンは、愛用者と称する人物に「私も飲んでいます」「助かりました」などと言わせ、「個人の感想です」と注釈が入るものでしょう。

大手ほど多額の宣伝費をかけて売りまくっていますが、名前の知れているメーカーだからといって、自動車メーカーや家電メーカーのような「匠(たくみ)」ではありませんから注意が必要です。ほとんどは「単なる食品で無害なのだから売ればいい」という考えです。真剣に効果を求めている消費者のために、いかに良質のサプリメントを提供するかという発想ではないのです。

コラーゲンの品質①動物と魚由来で吸収の度合いが大きく異なる

では、良質のコラーゲンとはどんなものかと言っても、よく分からない人が多いと思います。ひと言で言えば、体内での吸収がよくて生理活性が高いものが良質のコラーゲンサプリメントです。悪質なものはその逆で、体内での吸収が悪く生理活性が低いものだと思ってください。

サプリメントの材料とされるコラーゲンには、主にブタや牛のような動物のコラーゲンと、魚に由来するフィッシュコラーゲンがあります。そして、動物と魚のコラーゲンではアミノ酸の組成が違うのです。

コラーゲンはたんぱく質の一種ですから、たんぱく質の材料であるアミノ酸がつながってできています。そのアミノ酸のなかに、コラーゲンの主成分であるプロリンと、ヒドロキシプロリンがあります。

これらは非常に結合力が強いのが特徴です。アミノ酸同士がきっちり結合しているためにコラーゲンは硬く、体の組織でも土台としての役割を果たせるのです。しかし、この硬さは食品の素材として使うには逆に厄介です。

動物のコラーゲンが魚のコラーゲンと違うのは、この結合が非常に強いことです。ご存じのように、ブタや牛の革は、丈夫な靴やカバンなどの材料になります。それだけ丈夫な素材だということです。

結合力が強く頑丈だということは、裏を返せば、食品として摂取したときには分解しにくいということです。これを品質というと的確ではないかもしれませんが、総じて動物性のコラーゲンは、摂取しても体内での吸収がよくありません。魚皮のコラーゲンと比べると、7分の1ぐらいしか吸収されないのです。

コラーゲンの品質②魚皮とウロコの、原料の違いに着目する

そして、魚由来のコラーゲンにも、実は魚皮のほかにウロコを原料としたものがあります。これらも、硬いという点では動物のコラーゲンと似ています。

硬く結合の強いコラーゲンも、塩酸などを使えば分解することはできます。ただし、私たちの体内で塩酸といえば胃液ですが、これくらいでは全部きれいに分解されることはありません。分解されないまま小腸に移動するので、吸収されないで体を通過してしまうわけです。

もちろん、魚由来のコラーゲンサプリメントに、ウロコがそのまま入っているわけではありません。それらを材料にサプリメントを製造する場合、ウロコを溶かしてコラーゲンを化学的に抽出する方法が採られています。

というのは、ウロコにはリン酸カルシウムが非常に多く含まれているからです。そこで、カルシウムを除去する「脱灰」という化学処理をします。その際、非常に強い酸で化学処理をするために、コラーゲン本来の性質が損なわれ、生理活性が低下するという問題があります。

こうした点から、私が開発したコラーゲンサプリメントでは、魚皮、しかも皮の軟らかい白身魚を材料としたコラーゲンを選んでいます。

魚皮も、白身魚と赤身魚では組成が若干違います。例えば、ヒラメを白身魚、サケを赤身魚の代表として比べてみましょう。ヒラメの皮なら、口の中で知らない間に溶けてしまうぐらい軟らかいのですが、サケの皮をかみ切ろうとしたらなかなか大変です。それだけ白身魚の皮のほうが軟らかいのです。

ヒラメやタラの皮を材料にすれば、加工に手間はかかりますが、化学処理をする必要はありません。軟らかいということは、分解しやすく、体内でも吸収されやすいということです。吸収がよく、活性が高いコラーゲンを求めるなら、白身魚の皮が最高なのです。

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プラセンタの品質①混じりものには要注意

本来、人間がプラセンタを摂取して効果・効能を得ようとしたら、ヒトプラセンタがベストです。しかし、それは臓器売買になってしまうので、サプリメントの材料として使うことは絶対にできません。

昔は製薬会社から胎盤の供給を受けて、全国の医師が埋没療法を行っていたのですが、供給そのものが違法であるという判断が出て、埋没療法はほとんど行われなくなりました。現在、埋没療法を実施している医療機関は、善意の産婦さんから提供を受けた胎盤を使用し、自家製剤として行っています。

医療用の注射剤では、ヒトの胎盤に由来するプラセンタを使っていますが、滋養強壮の目的で利用される一般用医薬品(医師の処方箋なしで買える市販薬)やサプリメント用には、主にブタのプラセンタが用いられています。

このブタなどのプラセンタに関しては、特に輸入原料に注意が必要です。輸入胎盤がいかにもよさそうなイメージ戦略で販売している業者もありますが、それはあくまでもイメージにすぎません。国産であれ外国産であれ、胎盤には違いありませんが、むしろ外国産には「混じりもの」も多いと指摘されています。

というのは、輸入原料のなかには、「ブタ胎盤」と称しながら、ブタの子宮をまるごと粉砕したり、コンドロイチン硫酸のような機能性成分を混ぜたりする事例が少なくないそうです。ひどいものになるとブタの胎児が混じっていたりするものがあると言いますから、信じがたい話です。

業界のある老舗は、外国産を使用する場合には現地に足を運んで契約し、自社向けに選んだブタやウマの胎盤を、厳しくチェックして輸入しています。もちろん私は、そのような信頼できる供給者から、国産ブタプラセンタの提供を受けています。

プラセンタの品質②製法が効き目を大きく左右する

また、ヒトプラセンタと動物のプラセンタは、種が異なるので厳密には同じものではありません。

私が供給を受けているプラセンタ業者は、ヒトプラセンタについて研究データが出ていても、「ヒトのプラセンタで言えることはブタでも言えるはず」ということはできないと言っていました。要するに、ヒトのプラセンタで実験が行われていても、ブタやウマに関して同じことを証明するには、別に研究が必要だということです。

そのように研究を重ねている業者なので、プラセンタの製法も、肝心の生理活性に配慮した方法を採っています。

コラーゲンと同様、胎盤の主成分もたんぱく質ですから、アミノ酸がつながってできています。プラセンタの効果・効能を示す生理活性物質はペプチドで、すなわちたんぱく質とアミノ酸との中間でできる代謝産物です。

ペプチドやアミノ酸を塩酸で分解すると生理活性が落ちてしまうため、生理活性を損なわないように酵素を使って分解する手法を採用しています。生理活性にもさまざまなものがありますが、活性酸素を中和する抗酸化力で比較すると、活性が60〜100倍も違うということです。

メディカルサプリメントとして本当によいもの、機能を発揮するものをつくろうと思ったら、原材料についてもそこまで厳選しなければならないのです。開発したサプリメントについても試験を行い、実際に狙った効果・効能が発揮されていることを確認するべきなのです。

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