ウェルネスコラム「Case5 コラーゲンのもたらす様々な効果」

ウェルネスコラム

書籍連載

【第4章】血管だけでないコラーゲンの医療効果
Case5 コラーゲンのもたらす様々な効果

皮膚保湿力アップ

老化現象の大半は、コラーゲンの減少によるものです。高品質コラーゲンは病気だけでなく、様々な老化現象に対しても改善効果が見られます。

がんと診断されたらANK免疫細胞療法

血管が若がえれば
健康寿命はのびる

現在、最も広く知られているコラーゲンの効果といえば、美肌効果でしょう。コラーゲンといえば肌がキレイになる、というイメージがすっかり定着してしまっています。

ところが客観的な臨床研究のデータは決して多いとはいえないのが現状です。

そこでメーカーによる我田引水な「効果」ではない、きちんとしたエビデンスを得るため、焼津水産化学工業株式会社に協力いただき、二重盲検法による皮膚保湿力の測定を実施しました。

女性21名を次の2つのグループに分けました。

  • プラセボ(偽薬)のグループ10名
  • 高品質コラーゲンのグループ11名

2週間後に左目下部、頸背部(首の後ろ)、左上腕部の3カ所について、皮膚水分量、皮膚柔軟性、顕微鏡による表面状態の撮影、安全性、本人の感想などについて調べてみました。

この調査では、2週目、4週目ともに水分量などの有意な増加が見られました。例えば、調査開始前と4週間後の皮膚水分量を比較すると、両グループともに増加しています。

しかし、その増加率はプラセボグループでは1.2倍だったのに対し、高品質コラーゲンのグループでは1.5倍にもなりました。つまり、プラセボのグループよりも高品質コラーゲンの方が顕著な結果が得られたのです。

もちろん副作用や異常はまったく見られませんでした。

皮膚の保湿力の変化

豊胸効果

コラーゲン研究をしていると、驚くような発見をすることがよくあります。

飲み始めたときには予想もしなかった効果、それもひじょうに良い効果が報告されるケースがとても多いのです。

そのなかでも特に思いがけなかったのが、バストアップ効果です。

わたしが開発に関わった高品質コラーゲンを飲んでいらっしゃる複数の若い女性から「ブラジャーのサイズがアップした」という声が届きました。最初は信じられなかったのですが、その数はどんどん増えていくのです。

調べてみると、乳房の形成に欠かせないクーパー靱帯(乳房提靱帯)が多くのコラーゲン繊維でできていることが分かりました。

乳房は乳腺と脂肪組織でできています。乳頭を中心に、乳腺組織が放射状に広がっているのですが、その乳腺組織を区切っているのがクーパー靱帯です。クーパー靱帯は、乳房全体を放射状の形にしっかり張るための傘の骨のようなものだと考えれば良いでしょう。この傘の骨の部分が弱ったり、切れたりすることでバストがしぼみ、垂れ下がってしまうのです。反対に、高品質コラーゲンを飲むとクーパー靱帯が強化され、傘をしっかり開いたような状態に戻る可能性があります。それがバストアップの理由ではないか、という仮説を立てました。

しかし、男性であるわたしが若い女性のバストアップ効果の試験をすることはできません。そこで友人の伊藤まゆ医師に相談し、彼女のクリニック(当時メディアージュ青山通りクリニック)で14名の20~40代の女性に1カ月間(1名は13日間)高品質コラーゲンを5グラムずつ飲んでもらい、測定をしてもらいました。

その結果、14名全員のバストサイズが大きくなり、2名がAサイズからBサイズにサイズアップしたのです。トップサイズの平均は1.6センチメートルの増加。ちなみにアンダーバストは8名が変化なしで、0.5~1センチメートル減が3名、0.5~2センチメートル増が3名でした。

豊胸効果を期待するには、毎朝5グラムの高品質コラーゲンを飲むと良いでしょう。

なお、その後の臨床研究でバストアップ効果には、カルシウムとリンの配合も欠かせないことも分かってきています。

バストアップの治験結果

加齢臭の減少・消失

加齢臭とは、中高年に特有の体臭です。

30代、40代以上の男女の体臭に多く含まれる「ノネナール」という物質が原因だと見られています。これは大変青臭く、油臭いのだそうです。

この物質が加齢によって合成されるようになるメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、皮脂腺に存在するパルミトレイン酸(脂肪酸の一種)と過酸化脂質が結び付くことによって生まれることが分かってきました。

この皮膚分泌物の加齢による変化にも、皮膚に含まれる老化コラーゲンが関係しているのだと考えるのが自然ではないでしょうか。

実際、肌年齢の若い人からは加齢臭を感じません。高品質コラーゲンを飲んで皮膚が若返ると、加齢臭は減少します。

育毛効果

髪の毛が薄くなるのも典型的な老化現象です。

コラーゲンには白髪の進行を遅らせたり、発毛を促す、毛髪を太く強靱にする効果があるようです。病気ではないので、クリニックでは毛髪の研究はしていなかったのですが、あるとき、こんなことがありました。

ある患者さんに大腸内視鏡検査をしたところ、大腸の一部である横行結腸に35ミリメートルの隆起性病変が見つかったのです。内視鏡で日帰り切除をし、病理検査をしたところ、早期大腸がんが判明。幸い早期だったので、転移の心配はほとんどありません。そう告知しました。

ところが2週間後、来院したその患者さんの毛髪を含む体毛がすべて抜け落ちていたのです。驚いたわたしは、事情を聞きました。

すると、告知を受けたとき、ちょうど仕事や怪我などで疲労とストレスが溜まっていたのだそうです。そこで知らされたがん告知に、さらなる精神的なショックを受けたせいだろうというのです。

医師はつい「早期発見できて良かった」と思ってしまいがちですが、患者さんにとって、がんはがんです。早期でもうれしいはずがありません。

責任を感じたわたしは、市販の育毛剤を勧めたのですが、3カ月経ってもまったく効果は出ませんでした。そのときに思い出したのが、コラーゲンの持つ育毛効果です。

カルシウムとリン、そして1日5グラムのコラーゲンを飲むよう渡したところ、飲み始めてから3カ月後、頭から発毛。そして8カ月後には、元の髪に戻ったのです。

毛髪は土壌に植えられている作物のようなものです。

成長するための栄養は、毛髪の根である「毛根」から得ています。この土壌にあたるのが真皮です。真皮は70%がコラーゲンですから、血管と同じように老化コラーゲンによって劣化していきます。つまり、土壌がやせ細ってしまうのです。

この患者さんはコラーゲンを摂取することで毛髪の土壌が蘇り、更には皮膚下を走る血管も元気になったため、十分な栄養が供給されて、すくすく成長できるようになったのだと考えられます。

老化コラーゲンに注目すれば、老化による薄毛も、血管とまったく同じ構図で説明することができるのです。

ストレスで抜け落ちてしまった毛髪が復活。8カ月後には元通りに
I・Yさん(60歳男性)

妻との散歩中に右の股関節を脱臼してしまいました。椅子に座れないほどの激痛で歩くこともできず、会社も欠勤。休んで数日が経過したころ、妻が頭の右側に500円玉大の円形脱毛症を見つけました。それからは風呂で洗髪をするたびに抜け毛の山になってしまったんです。

石井先生のクリニックで定期的に受けている大腸の内視鏡検査で早期大腸がんが見つかったのは、その翌月です。大きなプロジェクトを担当していた仕事上のストレスのせいだとは思ったのですが、やはりこれも大きなショックでした。

石井先生に紹介いただいた育毛剤では効果がなく、髪、ひげ、すね毛がなくなり、半年後にはついに眉毛や体毛まですっかりなくなってしまったんです。

そのころ、見かねた石井先生からコラーゲンのサプリメントをいただき、飲み始めました。 3カ月後に額の生え際から毛が生えてきました。続いて頭の上、後頭部にも毛髪が生えるようになり、飲み始めておよそ8カ月後には元通り。

髪はその後も順調に生え続けています。始めは驚きましたが、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

妻と二人で飲み続けています。

コラーゲンの育毛効果

【次のページ】免疫力向上・アルツハイマーの予防効果

【前のページ】Case4 胃がんの原因となる萎縮性胃炎

目次へもどる

がんの相談センター

ご相談・資料請求はこちら